(一陸特)第一級陸上特殊無線技士を受けてきた
概要
- 試験日:2018/10/25 (木)
- 勉強期間:1.5ヶ月
- 勉強時間:70時間程度
- 勉強方法:Webサイト・過去問・本
- 試験結果:工学(23/24) 法規(12/12)
第一級陸上特殊無線技士試験
#とは?
総務省が定める無線従事者の国家資格.合格率は30%前後.
無線局や基地局の管理には必須となる業務独占型の資格であり,
移動体通信技術5Gの展開に向けて需要が高まるであろう資格の一つ.
試験日程
6月・10月・2月の年3回.
※休日に開催されるのは2月のみ
試験科目
試験時間は180分.
- 工学24問:多重無線設備や空中線,測定器の理論・概要
- 法規12問:電波法及びこれに基づくものの概要
合格ライン:工学15問&法規8問
勉強方法
試験を受けて振り返ってみれば,3年10回分程度の過去問を周回することで合格ラインに達すると思います.
事前スペック
情報処理系の出身で取得資格は応用情報・旧セスペ.
アンテナ関連の知識ゼロ.もちろん電波法の知識もなし.
通信キャリアに務める20代後半.
勉強方法①(試験1.5~1.0ヶ月前)
本を買って通勤時に流し読みしてました.
Amazonで1冊目のテキストを買うものの,無線工学の説明が薄くあまり理解が進まなかったので読み始めて2日後ぐらいに追加で2冊目を購入しました.
【1冊目】のテキストは法規部分の記載と,暗記用の小冊子が優れています.
【2冊目】のテキストは無線工学の分野に関して体系立てて学習できるようにまとまっており,無線工学の充実という点ではこちらが優れています.
どちらも一長一短なので,使い分けるのが無難です.
【1冊目】一発合格! 第一級陸上特殊無線技士試験 テキスト&問題集
【2冊目】第一級陸上特殊無線技士試験 集中ゼミ
(私が購入したのは第2版でした)
勉強方法②(試験4~3週前)
過去問を3年分確認し,合成抵抗以外の回路問題を捨てることを決めました.ただし,デシベル計算は理解しなければ仕方ない印象を受けたので,こちらのページで学びました.
H27/10 AM5「次の記述は,デシベルを用いた計算について述べたものである.この内誤っているものを選べ」系の問題をとけるようにしました.基本計算はココらへんにすべて詰まっています.
勉強方法③(試験3週前)
直近3年分の過去問解析をしました.
ひとつ前の試験の問題は出ない傾向があるのを確認し,加えて,古すぎる問題は基本的に出にくくなる傾向はありました.
方針として,試験を申し込んだ月の一つまえの月を除き,3年分チェックすることに決めます .
一番有名な過去問の解説サイトがH28/6月で止まっているので,回答がない問題はググりながら理解を深めます.
勉強方法④(試験3週前~当日まで)
ひたすら「過去問演習+誤答部分を本やWebで確認する」の繰り返しです.過去問をダウンロードし,セブンイレブンでB4の紙に両面コピーし,ホチキスでまとめます.
(過去問はここから取得しました)
http://wp.khz-net.co.jp/?tag=一陸特過去問
解きながらカテゴリーわけしていきます.
- 解けた問題
- 解けなかった問題
- 解けたけど,自身のなかった問題
3週目をこえたあたりで,苦手ポイントが見えてきます..
私の場合,工学はアンテナ周り(カセグレンアンテナとか)とダイオード周り(バラクタダイオード).法規は無線従事者や免許人を絡めた免許返上や取り消しあたりは最後までダメダメでした.
試験当日
当日は有給をとって晴海の日本無線協会で試験を受けました.
会場には会社から取得するように言われて取りに来たおっさんしかいません.非常にむさ苦しい空間です.喫煙所はあります.
試験開始10分前ぐらいから工学・法規の試験問題と1枚の回答用紙が配られます.試験の諸注意と合格発表日程が全体周知され,試験が始まります.
3時間の試験時間のうち,1時間で途中退室が可能になります.30分程度で終わるので,見直し含めて1時間でだいたい退室していきます.
試験翌日
回答速報を見て自己採点
- 無線工学:23/24
- 法 規:12/12
マークミスがなければ合格ラインと一安心.
合格通知が届いたら更新しようと思います.